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同じ空の下で

第4章 幸せ

ひとりの時が長いから
自分の小さな幸せを見つけるのが、上手になった


それは私にとっての嬉しいことで

本当に些細なこと


些細だけど幸せなこと


見逃してしまいそうな、楽しいこと



それは

何年かぶりの『おかえり』の言葉だったり


自分が感動した景色を伝えられることだったり


キラキラしたクリスマスツリーだったり


小さな子の柔らかさだったりする



負けそうになる私を、叱ってくれて

私のために泣いてくれる人もいる


少しの勇気をもって心を開けば、寄り添ってくれる人がいる


耐えるしか手段がわからなくて
心に鉛みたいに沈んでいたものが

少しずつ浄化されて
身体が、心が軽くなって、楽になって

自分が歩いてきた道が間違いばかりじゃなかったと

自分を認めてあげられる


今は与えられてばかりの幸せだけど

いつか、誰かを

大切に思う人たちを、幸せに…


温もりを伝えられるような存在になりたい

そんな風に思えるようになってる

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