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戦場での情事高槻恋物語

第2章 喘ぎ声

現地入りとは
戦地に兵士と向かい、負傷者や死者を運ぶ事で有り、悲惨な光景を目にする事だ。


腹を括って居ないメンバーは、怯えた表情を浮かべている。 
それもそうだ、まだ歳はも行かない娘共だ。
だが、神楽だけは腹を括って居た。


神楽の夢は医師になり、難病の人々を助けたいが夢だ。
だから、これはそのための訓練。


いよいよ、現地入りか・・・・・


しばらくすると、金子婦長が「解散。」と、言い、重い空気が流れる。
女子はそれぞれ、配置に戻り、
本を読んだりする。


「神楽、あんたこれでも読んだら?」


美奈子の手から、一冊、本が投げられる。
神楽は受け取り、
タイトルを確認した。


「身分差恋愛・・・・・?」


何だろうこのタイトル・・・・・
中身は何だろう?
身分差恋愛って・・・・・


「それ、大正時代をモデルにした進撃の巨人の同人小説。
読んでみ?面白いから?
リヴァイ×ミカサ。」


ペラペラと、内容を喋る
美奈子をよそに小説を開く。
内容は貴族のリヴァイが、街の娘ミカサに惚れてしまう。
ミカサもリヴァイに惚れるが、彼達に身分が立ちふさがる。


リヴァイは、ミカサを連れ、外国に逃げるが、身分が付きまとい。
引き離されてしまう。
ミカサはリヴァイに逢えず、そのころリヴァイの身体に変化が・・・・・


と、意味深な内容だ。
興味がある。
本格的に読もう。


だが、夕飯の時間になり、
渋々読むのを止め、食堂に向かう。

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