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彼女の恋愛

第12章 BBQ彼女

「3つの客室は男2人でも眠れるダブルサイズだよ。ただペアは運に任せてみるのも面白いかなと思って♡ ちなみに俺とペアになった人はマスタールームで寝てもらうけど、どうかな?」

「反対〜!」

菫が真っ先に口を開いた

「金髪はもちろん葵や楓と1つのベッドで寝たくないよ〜!」

「そりゃ、こっちの台詞だ!夢見が悪くならぁ!」

楓がすかさず反論すると2人の間で火花が散る

「くじ運があれば問題なし! 自分にかけてみれば?」

ニコッとシュンが笑うとジーナがすっと立ち上がる

「私、それでいいわよ」

ジーナが1番を選択した

「じゃあ、くるみちゃん選ぶ?」

「じゃあ5番で…(最悪、床で寝よう…)」

「マジかよ… っじゃあ、2番!」

菫もヤケクソで番号を選んだ

「レディ達の後は…誕生日の良輔どうぞ?」

「…じゃあ4番」

「葵と楓は?」

「俺、3番、僕は6番」

「じゃあ俺は残った7番で…じゃあ、1番のジーナから見てみよう」

ジーナの選んだ番号を進めると、たどり着いた先は2番だった

「って事は、私は菫ちゃんと同室ね」

「良かったー! 最悪の事態は回避されたー!」

くるみと男達の中に緊張感が走る

「じゃあ2番の菫ちゃんはもう終わったから次は3番の葵ね」

「お、おう」

葵の選んだ番号を進めると、たどり着いた先は4番だった

「うわ… ツいてねぇ」

「こっちの台詞だっつーの!」

葵と良輔はガクっと落ち込んだ

「2人確かホモ説あったよなw」

シュンが笑いながら言うと、葵が急かした

「こいつらのアーっ!な展開は置いといて次いこうよ!」

「ハイハイ、じゃあ次は5番のくるみちゃんね」

「お願いします…」

くるみの中ではすでに誰でも同じだったが、楓やシュンはそうは行かない

くるみの番号を辿ると6番に行き着いた

「やったー! 超ラッキー♡」

「楓、おめでとう!じゃあ俺は一人寂しく夜を過ごすかな」

「くるみ、ご愁傷さま〜」「頑張りなさいね」

菫がポンと肩を叩き、ジーナと部屋に行ってしまった

「くるみちゃん、何かあったらすぐにこっちにおいでね」

葵と良輔とシュンはお風呂に行ったようだ

「くるみちゃん、僕もお風呂行ってくるからゆっくり休んでて」

「わかりました、先に部屋に行ってます」

くるみは部屋に入ると携帯を確認した




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