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彼女の恋愛

第13章 村瀬と彼女

「先輩…私はドラ◯もんじゃありませんよ?w」

「ぶはっ!似ても似つかないな」

創は笑いながら指で数えた

「くるみちゃんと出会って女の子の友達出来たし、先輩♡って呼んでもらうのも叶ったし、頭ぽんも叶ったし…」

「まだあるんですか?w」

「うん!沢山あるよ。彼女作ったり、手をつないで歩いたり、キスしたりいろいろ♡」

「じゃあ体力つけて学校に行かないと叶わないですよ?こんな時間に彷徨いちゃダメです」

「看護師みたいな事言わないでよ〜」

注意された子供の様な顔をした創を見て、あははとくるみは笑った

「先輩、もうこの辺で十分です。ありがとうございました」

「いいの! ねぇ、くるみちゃんの事好きになったら迷惑かな?」

創はポッケに手を入れてニコニコしている

「ごめんなさい…私、お付き合いしている人が居るので…」

「やっぱり、くるみちゃん可愛いもんね! じゃあ頑張って学校行かなきゃ〜」

「また図書室でお待ちしています」

「また来週ね!おやすみ」

創の後ろ姿を見送るとくるみは家まで走って帰り、なつみに美羽が遅くなることを告げて部屋に戻った

(それにしてもまさか葵さんとお母さんが…びっくりだったな)

携帯を見ると村瀬からラインが入っている

[くるみ今日もお疲れ様。明日は必ずスリーポイント決めます]

[もう寝ちゃったかな? 信じて応援しています。隆盛、頑張ってね]

くるみは眠い目をこすってお風呂に入るために洗面所で服を脱ぐ

チラッと鏡を見ると胸元に真っ赤な跡が付いていた

(あ!キスマーク…隆盛だな。しかしこんな目立つとこに付けるとか、困るな…)

と思いながらも顔はにやけるくるみだった

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