彼女の恋愛
第16章 日常的な彼女
「協力してくれるって言ったじゃーん!お姉の裏切り者ー!!」
なつみの大きな声がリビングに響き渡る
「創先輩に交換条件を提示された時から私の中で警告音が止まなくて…」
「2時間家デートするだけでしょ⁉︎そんなの直ぐに終わるからいいじゃん!」
「2時間だろうが2秒だろうが変わりません。自分のエゴでくるみを犠牲にするやり方は新しい災いが訪れますよ」
むつみと遊んでいた隆盛が口を挟む
「どんな災いが起きるっていうのよ!」
「俺を怒らせるとかね…くるみの妹といえど絶対に許しません」
「ゔっ…」
隆盛の眼鏡が鋭く光るとなつみはたじろいだ
「瑛人くんは初めてなつみがヨリを戻したいと思った子じゃん?むつみにも優しいし、私にも礼儀正しいし良い子だと思うよ。それに明るくて爽やかでかっこいいじゃん?」
くるみが瑛人を褒めると隆盛はジッと何か言いたげにくるみを見つめる
「な、なに?」
「…明るくないし爽やかじゃないしカッコ良くなくてすみません」
「なんで隆盛が拗ねるのよ!話がややこしくなるからやめて」
「嫉妬深くて根暗ですみません…」
まだジッと見つめてくるが、くるみは無視をした
「どんなに優しくてカッコ良くても彼女に黙って他の雌と遊ぶ男なんて最低だよ!」
「瑛人くんは瑠璃ちゃんを女の子と見てないかもしれないよ?」
「相手が小5じゃなくて5歳ならね!」
拗ねていた隆盛だが会話に加わる
「瑛人くんを呼び出して確認してはどうですか?」
「私が瑛人如きに悩んでるのがバレるじゃん!」
「実際そうじゃないですか…」
「ゔっ…そうだけど嫌なの。知られたくない」
「そういえば何で日曜にこだわるの?」
「サッカー部の練習試合があるの。前から応援に来て欲しいって言われてたから男連れで行ってやろうと思って!当然、あのぶりっ子も来るだろうし」
「…」
くるみは唖然としたが隆盛は冷静になつみに諭す
「それは後輩の思うツボです。彼女はなつみさんの性格をよくご存知のようですね」
「どういうこと?」
なつみの大きな声がリビングに響き渡る
「創先輩に交換条件を提示された時から私の中で警告音が止まなくて…」
「2時間家デートするだけでしょ⁉︎そんなの直ぐに終わるからいいじゃん!」
「2時間だろうが2秒だろうが変わりません。自分のエゴでくるみを犠牲にするやり方は新しい災いが訪れますよ」
むつみと遊んでいた隆盛が口を挟む
「どんな災いが起きるっていうのよ!」
「俺を怒らせるとかね…くるみの妹といえど絶対に許しません」
「ゔっ…」
隆盛の眼鏡が鋭く光るとなつみはたじろいだ
「瑛人くんは初めてなつみがヨリを戻したいと思った子じゃん?むつみにも優しいし、私にも礼儀正しいし良い子だと思うよ。それに明るくて爽やかでかっこいいじゃん?」
くるみが瑛人を褒めると隆盛はジッと何か言いたげにくるみを見つめる
「な、なに?」
「…明るくないし爽やかじゃないしカッコ良くなくてすみません」
「なんで隆盛が拗ねるのよ!話がややこしくなるからやめて」
「嫉妬深くて根暗ですみません…」
まだジッと見つめてくるが、くるみは無視をした
「どんなに優しくてカッコ良くても彼女に黙って他の雌と遊ぶ男なんて最低だよ!」
「瑛人くんは瑠璃ちゃんを女の子と見てないかもしれないよ?」
「相手が小5じゃなくて5歳ならね!」
拗ねていた隆盛だが会話に加わる
「瑛人くんを呼び出して確認してはどうですか?」
「私が瑛人如きに悩んでるのがバレるじゃん!」
「実際そうじゃないですか…」
「ゔっ…そうだけど嫌なの。知られたくない」
「そういえば何で日曜にこだわるの?」
「サッカー部の練習試合があるの。前から応援に来て欲しいって言われてたから男連れで行ってやろうと思って!当然、あのぶりっ子も来るだろうし」
「…」
くるみは唖然としたが隆盛は冷静になつみに諭す
「それは後輩の思うツボです。彼女はなつみさんの性格をよくご存知のようですね」
「どういうこと?」