彼女の恋愛
第18章 不思議の国の彼女2
猫がギロチン台からライオンを降ろす
「お前!モブのくせに俺の嫁に手を出すとはどーゆー了見だぁ?」
ダムがくるみを抱き寄せると、赤の騎士に持っていたマグナム弾が装填されたデザートイーグルを向ける
「ひいっ…」
赤の騎士は震え上がってその場から動けなくなった
「おいおい、イーグルはやめとけ?城をこれ以上、壊すな」
ライオンが呆れたようにダムに言うとちぇーっと銃を下げた
「くるみちゃん怪我はなかった?大丈夫?」
「はい!ありがとうございました」
パチン、音と共にライオンとくるみの手錠が床にポトっと落ちた
「ふー、魔法がようやく戻ったよ」
「先輩…葛西さんは?」
「まだ意識を失っているけどじきに目が醒めるよ。さてと…」
ユニコーンが赤の騎士に顔を向けるとニッコリ微笑んだ
「どうせ殺してもすぐ転生しちゃうからお前はハートの城にでも幽閉しようかな?」
「た、頼む!それならいっそ殺してくれ」
フフっと笑いながらパチンと指を鳴らすと赤の騎士は手錠、足枷、目隠し、猿轡が付けられ拘束された
「城は半壊したがハートの女王様には感謝しないとな」
ライオンが呟くとダムが抗議する
「俺たちにも感謝しろよな!ハートの城まで行っておまえの様子が変だって言ったんだから」
「最初はネイル中だとかで聞く耳持たなくて首を跳ねられそうになったけどな」
ディーが呆れながら両手に抱える女王をみる
「そうか、すまなかったな。ありがとう」
ライオンは素直に礼を述べるとユニコーンの前まで歩いた
「ユニコーン、お前にも悪いことをした。許してくれ」
「あら、記憶あったの?」
「うっすらだが…本当にすまなかった。また2人の領主として白の領地を立て直そう」
「いや。立て直すのは構わないけど領主はパス!城のお抱え魔法使いってことでライオンが王様でいいんじゃない?」
「だが、しかし…」
「俺は体も弱いし人の上に立てるタイプじゃないから。南方の湖畔に家建ててくるみちゃんと幸せな家庭を築くよ」
「…ちょっと待て。それはダメだ」
ライオンの眉間がピクッと動く
「白の騎士の家で過ごした時にこれだ!って思ったんだよね。木の家に可愛い奥さんと子供たちに美味しい手料理…ね?くるみちゃん」
「へ?」
くるみが間抜けな返事をすると周りの空気が変わった
「お前!モブのくせに俺の嫁に手を出すとはどーゆー了見だぁ?」
ダムがくるみを抱き寄せると、赤の騎士に持っていたマグナム弾が装填されたデザートイーグルを向ける
「ひいっ…」
赤の騎士は震え上がってその場から動けなくなった
「おいおい、イーグルはやめとけ?城をこれ以上、壊すな」
ライオンが呆れたようにダムに言うとちぇーっと銃を下げた
「くるみちゃん怪我はなかった?大丈夫?」
「はい!ありがとうございました」
パチン、音と共にライオンとくるみの手錠が床にポトっと落ちた
「ふー、魔法がようやく戻ったよ」
「先輩…葛西さんは?」
「まだ意識を失っているけどじきに目が醒めるよ。さてと…」
ユニコーンが赤の騎士に顔を向けるとニッコリ微笑んだ
「どうせ殺してもすぐ転生しちゃうからお前はハートの城にでも幽閉しようかな?」
「た、頼む!それならいっそ殺してくれ」
フフっと笑いながらパチンと指を鳴らすと赤の騎士は手錠、足枷、目隠し、猿轡が付けられ拘束された
「城は半壊したがハートの女王様には感謝しないとな」
ライオンが呟くとダムが抗議する
「俺たちにも感謝しろよな!ハートの城まで行っておまえの様子が変だって言ったんだから」
「最初はネイル中だとかで聞く耳持たなくて首を跳ねられそうになったけどな」
ディーが呆れながら両手に抱える女王をみる
「そうか、すまなかったな。ありがとう」
ライオンは素直に礼を述べるとユニコーンの前まで歩いた
「ユニコーン、お前にも悪いことをした。許してくれ」
「あら、記憶あったの?」
「うっすらだが…本当にすまなかった。また2人の領主として白の領地を立て直そう」
「いや。立て直すのは構わないけど領主はパス!城のお抱え魔法使いってことでライオンが王様でいいんじゃない?」
「だが、しかし…」
「俺は体も弱いし人の上に立てるタイプじゃないから。南方の湖畔に家建ててくるみちゃんと幸せな家庭を築くよ」
「…ちょっと待て。それはダメだ」
ライオンの眉間がピクッと動く
「白の騎士の家で過ごした時にこれだ!って思ったんだよね。木の家に可愛い奥さんと子供たちに美味しい手料理…ね?くるみちゃん」
「へ?」
くるみが間抜けな返事をすると周りの空気が変わった