彼女の恋愛
第3章 告白される彼女
「嫌いとか、まだよくわからない」
「そこだよ!俺のことまだ何も知らないでしょ?付き合うか、振るか選択するには材料が少ない」
「材料とかそんな…」
「だから俺を知った上で決めて欲しい。なんならただの友達から始めてもいいけど…森野が嫌じゃなければ仮で付き合いたい」
「…」
「もちろんこのまま付き合うのも大歓迎♡」
ニッと陽は笑った
陽のもつ明るいオーラに触発されて、くるみもようやく口を開いた
「わかった。じゃあ仮契約ってことで…」
「マジで⁉︎ 」
「うん」
陽は嬉しそうに笑ってくるみの手を取った
「今日から仮彼氏ってことでよろしくw」
「あはは!なにそれー!」
陽の携帯が鳴った
「やべ!待ち合わせの時間過ぎてた! 相俉(そうご)からだ」
「うそ!」
くるみも慌てて携帯を見ると菫から着信があった
「あ、おれ! いま近くのカフェにいる。は? ちげーしwおう…了解!」
陽は宮沢相俉との電話を終えてくるみを見るとニッと笑った
「みんな先に映画館に向かったって!俺達も行こう」
「全然気づかなかったよー、あ、私片付けるね!」
くるみはグラスをトレーに乗せてナプキンで簡単にテーブルの水滴を拭いた
トレーを持ち上げようとした瞬間、
「くるみって呼んでいい?」
陽に下の名前で呼ばれて思わずトレーを落としそうになった
「うわっ!名前呼ぶからびっくりしたぁ!」
「ごめん!でもナイスリアクションw」
「もー! 笑いすぎw」
くるみは誤魔化すようにトレーを返却しに背を向けた
(は〜、いちいち心臓がドキドキする。私、変かも)
カフェを出て映画館に向かう途中、陽が あ!と思い出したように聞いてきた
「今日、一緒に遊ぼ?」
「ごめん、菫と一緒だから…」
「松岡も一緒にだよ!相俉と4人で」
「じゃあ菫に聞いてみるね」
「おう」
陽は返事をするとおもむろにくるみの手を握った
くるみはびっくりするも大人しく繋がれる
「くるみの手って小さい!」
「矢川くんが大きいんだよ」
「くるみ…お願いだから名前で呼んで?」
「!」
顔を赤くして困った顔をするくるみに陽は泣きそうな顔で俯く
わかったから!とくるみは勇気を出した
「よ…陽…」
「あー、もう!いちいち可愛すぎ!」
陽はくるみの手を少し強めに握って映画館へ急いだ
「そこだよ!俺のことまだ何も知らないでしょ?付き合うか、振るか選択するには材料が少ない」
「材料とかそんな…」
「だから俺を知った上で決めて欲しい。なんならただの友達から始めてもいいけど…森野が嫌じゃなければ仮で付き合いたい」
「…」
「もちろんこのまま付き合うのも大歓迎♡」
ニッと陽は笑った
陽のもつ明るいオーラに触発されて、くるみもようやく口を開いた
「わかった。じゃあ仮契約ってことで…」
「マジで⁉︎ 」
「うん」
陽は嬉しそうに笑ってくるみの手を取った
「今日から仮彼氏ってことでよろしくw」
「あはは!なにそれー!」
陽の携帯が鳴った
「やべ!待ち合わせの時間過ぎてた! 相俉(そうご)からだ」
「うそ!」
くるみも慌てて携帯を見ると菫から着信があった
「あ、おれ! いま近くのカフェにいる。は? ちげーしwおう…了解!」
陽は宮沢相俉との電話を終えてくるみを見るとニッと笑った
「みんな先に映画館に向かったって!俺達も行こう」
「全然気づかなかったよー、あ、私片付けるね!」
くるみはグラスをトレーに乗せてナプキンで簡単にテーブルの水滴を拭いた
トレーを持ち上げようとした瞬間、
「くるみって呼んでいい?」
陽に下の名前で呼ばれて思わずトレーを落としそうになった
「うわっ!名前呼ぶからびっくりしたぁ!」
「ごめん!でもナイスリアクションw」
「もー! 笑いすぎw」
くるみは誤魔化すようにトレーを返却しに背を向けた
(は〜、いちいち心臓がドキドキする。私、変かも)
カフェを出て映画館に向かう途中、陽が あ!と思い出したように聞いてきた
「今日、一緒に遊ぼ?」
「ごめん、菫と一緒だから…」
「松岡も一緒にだよ!相俉と4人で」
「じゃあ菫に聞いてみるね」
「おう」
陽は返事をするとおもむろにくるみの手を握った
くるみはびっくりするも大人しく繋がれる
「くるみの手って小さい!」
「矢川くんが大きいんだよ」
「くるみ…お願いだから名前で呼んで?」
「!」
顔を赤くして困った顔をするくるみに陽は泣きそうな顔で俯く
わかったから!とくるみは勇気を出した
「よ…陽…」
「あー、もう!いちいち可愛すぎ!」
陽はくるみの手を少し強めに握って映画館へ急いだ