
3月の僕たち
第4章 雑談4
圭一が上出君をからかう。
「二人で出てくるなんて怪しいなぁ。
本当はお湯が汚れるようなことしちゃったんじゃないのかぁ」
―――ひぃ~~そんな際どいこと・・・いや、赤裸裸な?
「あんたと一緒にするな」
「僕がシャワーをしていたら、先輩が湯を抜いて体洗った泡だらけのままバスタブを洗い始めるからビックリしました」
―――ええっと、二人で入っていた事は認めるんだぁ?
「俺はいつもカラスの行水だからいいんだよ」
「カラスって本当は綺麗好きで、河原で水浴びしてから巣に帰るって野鳥の会で聞いたことがあるけど・・・」
「綺麗好きなのは本当らしいけど、足を洗って帰るっていうのは冗談だろう」
ハルちゃんと上出君のやり取りはいつも夫婦漫才のようで面白くて聞いていて飽きないが、
風呂へ入るために僕はリビングを出た。後ろから圭一も付いて来た。
「俺もぉ」
「付いてくるなよ」
「ハルちゃんが折角一緒に入る雰囲気作ってくれたンだから、これに乗らなきゃ損損。行こう?」
僕は恥ずかしくて頬が熱くなる。
でも悪い気はしない。
「ここに居るメンバーは皆お互いわかっているんだから、恥ずかしがることないだろう」
「二人で出てくるなんて怪しいなぁ。
本当はお湯が汚れるようなことしちゃったんじゃないのかぁ」
―――ひぃ~~そんな際どいこと・・・いや、赤裸裸な?
「あんたと一緒にするな」
「僕がシャワーをしていたら、先輩が湯を抜いて体洗った泡だらけのままバスタブを洗い始めるからビックリしました」
―――ええっと、二人で入っていた事は認めるんだぁ?
「俺はいつもカラスの行水だからいいんだよ」
「カラスって本当は綺麗好きで、河原で水浴びしてから巣に帰るって野鳥の会で聞いたことがあるけど・・・」
「綺麗好きなのは本当らしいけど、足を洗って帰るっていうのは冗談だろう」
ハルちゃんと上出君のやり取りはいつも夫婦漫才のようで面白くて聞いていて飽きないが、
風呂へ入るために僕はリビングを出た。後ろから圭一も付いて来た。
「俺もぉ」
「付いてくるなよ」
「ハルちゃんが折角一緒に入る雰囲気作ってくれたンだから、これに乗らなきゃ損損。行こう?」
僕は恥ずかしくて頬が熱くなる。
でも悪い気はしない。
「ここに居るメンバーは皆お互いわかっているんだから、恥ずかしがることないだろう」
