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3月の僕たち

第6章 雑談6

僕の上に馬乗りになってトレーナーを脱ぎ捨てる圭一。

先程の上出君の獣のような躰体と重なる。


「やだ・・・」

「なんで・・・」

「恥ずかしい・・・」

「今更・・・」

「だって・・・あんな綺麗な・・・見た後・・・・」


言葉でつくせない綺麗なハルちゃんの姿態が脳裏を掠める。

「さっき参考に、って言われたけど・・・僕は素が違い過ぎる・・・。比べられたら・・・」

「綺麗だ・・・一番。お前が・・・好きだ。」


熱い囁き。


「け・・・い」


一度精を吐き出したはずなのにまだ火照ったままの中心に、圭一が指を這わせる。


「こんなに熱くして・・・俺を待ってくれるのは、お前だけだ・・・」


いつもならこの状況になるまで一悶着あるのに・・・、感化されたのかな。

 
こんなに素直に圭一と一つになりたいと思う。今日はホワイトデーだから・・・。


「僕にもさせて」


圭一は少し驚いたような顔をしたが、すぐに微笑んで向きを変え自分のものを僕に含ませた。


それは僕の口に入りきらないほど大きく硬くなっていた。


「うっ」


圭一が小さく呻き、ピクリと硬さを増した。


「ふぐぅ--」


口の中一杯に圭一を頬張りながら、圭一に弄られている後庭がいつもより感じてしまう。


「そんなに絞めるなよ」


クチュクチュと指を出し入れしながら、圭一が優しく内股にキスを繰り返す。


「リラックスして・・・」


囁きが濡れた昂りの先を刺激する。


「達き・・・そう」

「ダメ・・・だ。一緒に・・・」


そう囁いて僕の中に押し入ってきた。


「---っつ!!!」


いつもなら苦痛で萎えてしまうのに、どうしたんだろう---もっと欲しい。

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