
3月の僕たち
第8章 雑談8
二人で感傷に浸っていると、体育館の扉の開く音が聞こえ元気のいい声が飛び出してきた。
練習を終えた2年生が手洗い場に出てきて化学室の中に僕らが居るのを見つけて口々に挨拶して来た。
「ダイさぁん、いい匂いぃ」
「あ、圭せんぱ~い!お久しぶりで~す」
「今日はご馳走になりまぁ~~すっ」
「お前らその前に言うことあんだろぉ~」
圭一が窓を開けて身を乗り出して後輩たちの相手をしている。
「第1志望合格おめでとうございます!!」
「さすが圭先輩、藤蔭の星ですよね」
「岡田先輩もおめでとうございます」
「ありがとう」
僕は軽く手をあげて応える。
「おおぉぉぉ、私服だぁぁぁ。後で写真撮らせてもらおう」
「協定違反だろぉ」
「え、卒業したからいいんじゃないのぉ?」
在校中は僕の写真なんか撮って喜んでいるけど、卒業したら急に夢から覚めて男子校症候群に気づくのだろう。
浦島太郎だって竜宮城にいたのは3年というのに、藤蔭学園は6年制だ・・・哀れだ---。
練習を終えた2年生が手洗い場に出てきて化学室の中に僕らが居るのを見つけて口々に挨拶して来た。
「ダイさぁん、いい匂いぃ」
「あ、圭せんぱ~い!お久しぶりで~す」
「今日はご馳走になりまぁ~~すっ」
「お前らその前に言うことあんだろぉ~」
圭一が窓を開けて身を乗り出して後輩たちの相手をしている。
「第1志望合格おめでとうございます!!」
「さすが圭先輩、藤蔭の星ですよね」
「岡田先輩もおめでとうございます」
「ありがとう」
僕は軽く手をあげて応える。
「おおぉぉぉ、私服だぁぁぁ。後で写真撮らせてもらおう」
「協定違反だろぉ」
「え、卒業したからいいんじゃないのぉ?」
在校中は僕の写真なんか撮って喜んでいるけど、卒業したら急に夢から覚めて男子校症候群に気づくのだろう。
浦島太郎だって竜宮城にいたのは3年というのに、藤蔭学園は6年制だ・・・哀れだ---。
