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秘密のアルバイト

第48章 撮影のあとに

「えっ、何でお前達がここにいるの?」

「横山君・・・お前達と知り合いだよな」

「知り合いも何も・・・」


さりげなく翔が俺の前に立った。


「翔、ありがとう・・・大丈夫だから」


潤のも雅紀にも聞こえないように、小さい声でお礼を言った。


「二宮に会って、俺の悩み解消されるかもって言われて、早速電話したんだ。
で、今日空いてたから・・・
ところでお前達は何?どうしてここに?」

「雅紀と翔はここのモデル。
俺は潤と智のお手伝いなんだ」

「俺と智は大学の先輩でもあるんだよ。
そしてかずは仕事のアシスタントであり・・・」


俺の隣に立ち、肩を抱き寄せた。


「俺の大事な可愛い可愛いパートナー・・・
ねっ、かず」


あごクイからの、結構濃いめのキスをした。


「はいはい、そう言う事は家に帰って2人きりになってからしてくださいよ」

「二・・・宮・・・」


少しあきれたような口ぶりの智。
唇が離れ、大好きな潤とのキスにうっとりとした目で横山を見ると、驚きのあまり、開いた口がふさがらない様子。


「智から聞いたと思うけど、もうすぐ雑誌の撮影をするから、それまで待ってて。
じゃあ横山君、こっち来て」

「えっ・・・あぁ・・・はい」


驚きをかくせない横山。

カメラマンが来るのを4人で待っていると、チラホラと電話がなる。
社長のほうからモデルの募集をかけてくれているらしい。
智と俺が対応する。


「じゃあ横山君、連絡するからよろしくね」

「ありがとうございました。
じゃあ、また、明日な」


横山が帰っていくと、すれ違いにカメラマンがやって来た。


「お待たせ。さぁ、始めようか」


5人で撮影場も兼ねてるリビングに集まった。


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