
保健室の扉の向こう
第4章 激しく揺れる心と身体
私は、嬉しくてつい、笑った。
すると、秋田先生はぎゅっと抱きしめた。
「こんな俺に、惚れてたりする?」
「…っ!!」
驚きを隠せず、ただただ目を全開にし抱きしめ返すことしかできなかった。
「ふふ…可愛い」
恥ずかしくなって、くっついた身体を離そうとすると、だめって耳元で吐息混じりで言われた。
「やあっ…」
耳がくすぐったい。
「雪ちゃん、今からヤらない?」
いつもだったら、抱いてほしいよ、って言っている。でも、今は…
「だめ…です」
「えー?どうして。昨日あんなにヤりたいって「やああー!!違います!!」
彼の言った言葉に被せていってしまった。顔が歪んだ…ように見えた。
