テキストサイズ

ありったけの「ありがとう」を君に

第12章 〜未来は誰にも分からない〜

泣いちゃだめ.....
まだ何も分かっていないのに
ネガティヴになっちゃだめだ。


そう自分に語りかけていたら
手術室から医者が出てきた。


すると医者は
私達に現在の状況を話し出した。


「理叶君は右足と右腕が骨折していて、さらに
頭を強く打ってしまい、現在意識不明の状態です。」


助かる可能性は0ではないが
極めて低い確率だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ