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ありったけの「ありがとう」を君に

第2章 〜そして接点は突然に〜

長谷川君は自動販売機で
ジュースを選んでいた。
私がそっと近ずくと長谷川君が
たまたま振り返って

「あ、こないだの人やんな?」

「そうだよ!長谷川君だよね?」

「覚えてくれてたんや!
何か嬉しいな。」

そう言って笑顔を見せられると
頬が緩んでしまう。
何か話そうと話題を考えてたら

「さっきも会ったよな。」

「え、いつ?」

「あ、ごめん、人違いやったかも!」

そう言った後の長谷川君の顔は
赤面しているようにも見えたし
落ち込んでるようにも見えた。

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