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ありったけの「ありがとう」を君に

第4章 〜少しずつ変わる日常〜

「うそ。だめって言うわけないじゃん!
待たしたらだめだから早く行ってきな!」

葵は私の困った顔を見るのが好きで
よく本当か嘘か分からない嘘をつく。
けど、そのおかげで私は確信した。

理叶君に会いたい。

「また後で話すねっ!」


私は急いで教室を出ると正面の窓の前に理叶君が
待っていた。

「梨流、いこっか!」

「お願いします。」

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