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ありったけの「ありがとう」を君に

第5章 〜知らなかった本当の過去〜

私って表に出さないけど
考えてること変態だなぁ。私きも!

「なぁ、梨流ってシャンプー何使ってんの?」

「え?バンテーンだよ?何で?」

「いい匂いやなーって思ったから。」

それって、理叶君も同じこと
考えてくれてたんだ。

今思えば理叶君って私のこと
どー思ってるのかな。


非常階段の最上階まで上ると
理叶君は黙って手すりにもたれて
景色を眺めた。

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