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ありったけの「ありがとう」を君に

第5章 〜知らなかった本当の過去〜

「なぁ梨流。昨日、話したいことがあるって言うたん
覚えてるよな?」

「うん。覚えてるよ?」

すると理叶君は真剣な顔で私と向き合った。
その表情はいつもの理叶君ではなく
この後話す内容が

私たちの今後に
影響しそうなのは雰囲気で察知した。


「俺、梨流のこと......」

コツン、コツン、コツン

ん?階段の音??

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