テキストサイズ

ありったけの「ありがとう」を君に

第9章 〜本当は分かってた気持ち〜

本屋さんから出ると
高級そうな車が止まっていた。


その車の前には映画に出てくるような
スーツを着た男性が立っていた。


まさかとは思っていたが.....


「山中さん、この子も乗せてあげてもいい?」


「もちろんでございます。さ、どうぞ。」


そう言って私のためにドアを開けてくれたので
おそるおそる乗った。

このとき、雰囲気もそうだったけど
お姉さんはきっとお金持ちの子なんだと確信した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ