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遠くて近い

第29章 Tシャツ

ソファーに深く座り背もたれにもたれかかり天井を見る

なんか、すごい一日だったな・・・

すぅっと目を瞑って振り返る

そもそも友達の家でもない場所でこんなくつろいでいるのも不思議だし、何よりきにかかるのは夏樹の言葉

なにか気に障ること言ったんだよねきっと・・・

ふぅっと息を吐く

急に瞼越しに景色が暗くなった気がして目を開けると真咲が覗き込んでいるところだった

「うわっ!!」

ゴッ

頭を勢いよく上げたことで額をぶつける

「いってぇ」

「ったぁ・・・ってごめん!」

「やだ!・・・なんてねいいよ、こちらこそ待たせてごめんね」

「ありがとう」

「部屋まで案内するね」

これから真咲の部屋にはいるんだ・・・!

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