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わたしの執事さまっ!

第1章 新生活

都立の名門白樺学園。
都内屈指のお嬢様が通うこの学園。

中等部と高等部があって、今日は一斉入学式と進級式。
校内の生活は今までとほとんど変わらない。

大きく変わるのは…
そう、私生活。

家から通っていた今までと違い、
18歳になる高等部3年生は寮生活。

身辺自立が目的だとか。

なんでもお世話してもらって何もできないお嬢様がいるからね…。

私も人のことは言えないけど。

でも、全てを一人でこなすわけではない。
一人だけ、身の回りのお世話役の執事がつくことが許されている。

私はどんな執事がつくのかまだ知らない。

学園長の話も耳に入らず、新たな出会いを待っているのだ。

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