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わたしの執事さまっ!

第7章 教師棟

招かれた先生のプライベートルーム。

ローズの香りが、部屋中に広がっている。

生徒の寮より随分狭い。

楽譜の並ぶ本棚。
整頓された机と大人な女性を思わせるワインレッドのソファベッドが一つ。



この白樺学園の教師棟。

寮と併設されているが毎日を寮で過ごす生徒と違い、教師は仮眠や研究などに使う。
教師たちは自宅から通っているため、ここで生活している訳ではなかった。

「コーヒーでいいかしら?」

「はい。ありがとうございます。」

先生は、コーヒーを入れてくれた。












特に親しいわけではない。

この空気…緊張しちゃう。。。





カチャ

コーヒーを置くと口を開いたのは先生だった。

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