
ドSな御主人様
第2章 同居
スーツ男は私の耳元で甘く囁き、ふっと息を吹きかけた。
「んっ……」
こ、これ以上はやばい…。誰か、助けて。
そう願った瞬間、扉の向こうからドタドタと何かがこちらに向かって走ってくる音が耳にはいった。
え…?
「おっはよー、鈴夜ー!って起きてーーー…」
ガチャと寝室の扉を開けて入ってきたのは一人の若い男。スーツ男と知り合いらしい。
「なんだ、恭也か。何か用か?俺は今取り込み中だ」
「ちょ。ま、待って鈴夜!高校生相手になにしてんの!」
恭也(きょうや)と呼ばれた男はスーツ男、もとい鈴夜(すずや)を私の上からどけた。
恭也さんも中々の顔立ち…。鈴夜さんとは違ったイケメンだね。
鈴夜さんはどちらかというと大人で、冷たい感じだけど、恭也さんは優しいお兄さんみたいな。
…この状況で落ち着いてられる私はどうなんだろう。あ、恭也さんが高校生ってわかったの私が制服着てるからか。あぁ、しわだらけだ。
「高校生、だけど俺には関係ねーよ」
「いや、関係ないって…。あ、まさか同意の上?」
恭也さんは私を起き上がらせると、顔を覗き込んできた。
「…同意の上じゃないです。えっと、鈴夜様?が襲われていた私を助けてくださって…。送ってもらっている途中に私が寝てしまったものですから、こうしてベッドをお借りしているしだいです」
ちらっと横にいる鈴夜さんを見ると少し不機嫌そうな顔をしていた。
こんな人でもちゃんと感情あるんだ…。見た目が冷たい感じがするから自然と無口で無表情ってイメージが強過ぎるかもしれない。
「んっ……」
こ、これ以上はやばい…。誰か、助けて。
そう願った瞬間、扉の向こうからドタドタと何かがこちらに向かって走ってくる音が耳にはいった。
え…?
「おっはよー、鈴夜ー!って起きてーーー…」
ガチャと寝室の扉を開けて入ってきたのは一人の若い男。スーツ男と知り合いらしい。
「なんだ、恭也か。何か用か?俺は今取り込み中だ」
「ちょ。ま、待って鈴夜!高校生相手になにしてんの!」
恭也(きょうや)と呼ばれた男はスーツ男、もとい鈴夜(すずや)を私の上からどけた。
恭也さんも中々の顔立ち…。鈴夜さんとは違ったイケメンだね。
鈴夜さんはどちらかというと大人で、冷たい感じだけど、恭也さんは優しいお兄さんみたいな。
…この状況で落ち着いてられる私はどうなんだろう。あ、恭也さんが高校生ってわかったの私が制服着てるからか。あぁ、しわだらけだ。
「高校生、だけど俺には関係ねーよ」
「いや、関係ないって…。あ、まさか同意の上?」
恭也さんは私を起き上がらせると、顔を覗き込んできた。
「…同意の上じゃないです。えっと、鈴夜様?が襲われていた私を助けてくださって…。送ってもらっている途中に私が寝てしまったものですから、こうしてベッドをお借りしているしだいです」
ちらっと横にいる鈴夜さんを見ると少し不機嫌そうな顔をしていた。
こんな人でもちゃんと感情あるんだ…。見た目が冷たい感じがするから自然と無口で無表情ってイメージが強過ぎるかもしれない。
