
ドSな御主人様
第2章 同居
「…そっか。知ってたか。ふふ、澪ちゃんって不思議だね」
恭也さんは微笑みながらポンポンと私の頭を撫でた。
……恥ずかしい。
「よし。じゃ、俺帰るね。鈴夜、ちゃんと澪ちゃんを家にかえすんだよ?」
「…るせーな。わかってるよ」
「あはは。バイバイ澪ちゃん♡」
ヒラヒラと手を振りながら恭也さんは消えていった。
あの人がいなくなると一気に部屋が静かになる。…話しかけた方がいいのかな。
「あの…鈴夜様?」
背を向けていた鈴夜さんがいきなりこちらに振り向いた。
「……お前さ」
「は、はい」
え、なに。私声かけちゃダメだった?…どうしよう怒ってるのかな。
「…別に怒ってなんかねぇ。俺の事優しいとかさっき言ってただろ。俺はそこまで優しくねーぞ」
鈴夜さんの手が私の首筋に触れた。
「いえ、優しいです」
「…こういう事されても?」
そう言うと首筋に触れた手に力がぐっと入り私は再びベッドの上へ…。
添えられた手が静かに私の首を締める。
別に苦しいわけじゃない。恐怖心もなぜかない。ここで殺されても元から何もないから、無くす悲しみも全部感じない。
「……なんで抵抗しないんだ?」
「抵抗しても男性であるあなたに適うはずありません。それに…」
「……それに、なんだ」
私は思ったんだ。
あなたになら……
「…あなたになら、殺されても本望です」
恭也さんは微笑みながらポンポンと私の頭を撫でた。
……恥ずかしい。
「よし。じゃ、俺帰るね。鈴夜、ちゃんと澪ちゃんを家にかえすんだよ?」
「…るせーな。わかってるよ」
「あはは。バイバイ澪ちゃん♡」
ヒラヒラと手を振りながら恭也さんは消えていった。
あの人がいなくなると一気に部屋が静かになる。…話しかけた方がいいのかな。
「あの…鈴夜様?」
背を向けていた鈴夜さんがいきなりこちらに振り向いた。
「……お前さ」
「は、はい」
え、なに。私声かけちゃダメだった?…どうしよう怒ってるのかな。
「…別に怒ってなんかねぇ。俺の事優しいとかさっき言ってただろ。俺はそこまで優しくねーぞ」
鈴夜さんの手が私の首筋に触れた。
「いえ、優しいです」
「…こういう事されても?」
そう言うと首筋に触れた手に力がぐっと入り私は再びベッドの上へ…。
添えられた手が静かに私の首を締める。
別に苦しいわけじゃない。恐怖心もなぜかない。ここで殺されても元から何もないから、無くす悲しみも全部感じない。
「……なんで抵抗しないんだ?」
「抵抗しても男性であるあなたに適うはずありません。それに…」
「……それに、なんだ」
私は思ったんだ。
あなたになら……
「…あなたになら、殺されても本望です」
