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貴方の瞳は永遠の愛で。

第6章 友達の恋

ある日綾ちゃんが凄い緊張感でやって来た。

「愛璃…当たって砕けてみる。」

そう言うと私に岬君への手紙を託した。

私は授業中にそっと岬君に渡した。

次の休み時間に岬君が私に話しかけてきた。

「俺実は綾ちゃんの気持ち少し感じてた。

でも、友達以上に考えられないから、

気がつかないふりをして来た。

好きな人いるんだ…ふられたけどね。

でも、気持ちは変わらない。

だから綾ちゃんの気持ちには…」

「そうか…ごめんね。お手紙預かってしまって」

「いや〜愛璃が悪いとかではないよ。

俺自分でちゃんと綾ちゃんに言うよ」

私は岬君がとても男らしく見えた。

私が建君にとってしまった事を恥じた。

「岬君強いね。私は建君の事から逃げた。

私最低だね。岬君は凄いよ。」

「愛璃。俺男だぜ。愛璃は女の子だから

いいんだよ。気にすることないよ。

それに、高梨は全然気にしてないみたいだよ。」

私は友達の恋が駄目だった事が残念な気持ちと、

男らしく岬君を知った喜びと複雑だった。

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