テキストサイズ

貴方の瞳は永遠の愛で。

第7章 2度目の告白

綾ちゃんは岬君に断られても元気だった。

「当たって砕けるって言ったじゃん!」

はい。はい。確かに言いました。

でも、そんなもんですかね〜

私はこの綾ちゃんパワーが羨ましい。

夢みる少女は王子様を待っているのよ。

私はたぶん相変わらず恋に夢見ていた。

少し素敵な人、例えば毎朝次の駅から

乗り込んで来る隣町の高校生。

目が合うとちっと妄想…

急に告白されてなんてあり得ない妄想…

でも、その頃はそれもまた楽しかった。

電車通学に楽しみが増えるからだ。

そんな事も無いと、もう直ぐ師走を迎える

北国の通学は厳しすぎて泣きそうだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ