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貴方の瞳は永遠の愛で。

第3章 初の告白

練習帰りはいつも歩美ちゃんとバス停まで

クラスの事や、部活の事で話しが盛り上がる。

でも今日は違った。

翔太や歩美ちゃんの同じ中学仲間が一緒で、

私は聞き役に徹していた。

多分そんな私に気を遣ってか、随分と翔太が

話しかけてくれて、とても助かった。

「愛璃はもう仲間なんだからね」

歩美ちゃんが嬉しそうに腕に抱きつく。

「アレ?アレ?今頃歩美何言ってるの⁈

とっくに橘は仲間だよなぁ〜」

翔太が歩美のおデコをピンとはねる

理恵ちゃんや綾ちゃんに囲まれてまた大騒ぎ。

‘良かった〜仲良く出来そう。翔太君に感謝だなぁ’

時々知らない名前が会話に出て来るが、その都度

まるでその人がそこにいるように教えてくれた。

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