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貴方の瞳は永遠の愛で。

第3章 初の告白

高校生活にも慣れて私は高校生になって

初めての誕生日を迎えた。

その日は土曜日で、お弁当をみんなで食べて

いつものように部活へとむかう。

途中廊下の向こうで誰かが歩美ちゃんを呼んだ。

「どうしたの?建君」

歩美ちゃんが駆け寄りながら、此方を振り返り

「愛璃先に行って着替えててね〜」

私は更衣室へ他の仲間と歩き出した。

少し遅れて歩美ちゃんが更衣室に大きな袋を

持ってニヤニヤしながらやって来た。

その大きな袋を私に差し出すと更にニヤニヤして

「私のは帰りだけどね〜これ建君から愛璃に。

誕生日プレゼントだってさ。手紙中にあるって」

有無も言わせぬ速さで渡して来た。

「エッ…何で?建君って?」

私は完全にフリーズした。

「ほらいつも翔太に絡みつく笑顔の建君だよ。」

「知らないし。困るよ」

躊躇する私に歩美ちゃんはまだニヤニヤ。

「まぁ後で手紙読んで見たら。建君の事は後から

そっと合図して教えるよ〜」

完全に歩美ちゃんの主導権で話しが進む。

“もしかして告白〜〜人生初だよ…………でも

違うかも……いやいやそれっぽい。

だけど、今はバレーボールでしょう!…でもドキドキ”

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