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貴方の瞳は永遠の愛で。

第12章 高校生活の終わり

その日翔太君の家には誰も居なかった。

「みんな居ないなんて珍しいね〜」

「ああ〜ばあちゃん達を連れて温泉だって、

俺だけ留守番。まだ学校あるからね」

そう言って、いつもお母さんが出してくれる

飲み物を準備してくれた。

翔太君の部屋で、翔太君の行く学校の

パンフレットを見ていると、

「愛璃…卒業したら、少し離れてしまうね。

でも、別れないよな。俺たち。」

そう不安そうに翔太君が呟いた。

「看護師の資格とったら、直ぐに翔太君の

そばに行くよ。待っててくれる?」

「待てない……直ぐにでも結婚したい」

結婚?翔太君そこまで考えていてくれたんだ。

私はたまらなくて、翔太君に抱きついた。

「看護師だけはどうしてもなりたいの。

でも、翔太君と別れるくらいなら

なれなくてもいいよ。」

そんな私に翔太君は、優しい言った。

「ごめん…愛璃の夢だもの、ちゃんと

応援するよ。待っているよ。

でも愛璃…約束だよ。

必ず俺の嫁さんになるって……

俺たち絶対に結婚するよ。いいね。」

私達はどちらともなく唇を合わせていた。

「愛璃…俺今日までずっと我慢してた。

でも今日は許して欲しい。

俺に愛璃の全てくれる?」

私は黙って頷いた。

もうとっくに覚悟して心は決めていた。

翔太君が言うのを待っていた。

翔太君の手がそっと私の胸を触る。

私は眼を閉じて翔太君の全てを

受け入れようとした。

「愛璃…愛している。」

「私も愛しているわ。」

「愛璃を見せて……」

翔太君はそう言うと、私の制服を

少しづつ脱がしていった。

私が下着姿になると、

私が恥ずかしがらない様に、

自分も下着姿になり、ゆっくりと

翔太君のベッドに横になった。

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