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貴方の瞳は永遠の愛で。

第12章 高校生活の終わり

私を見てた…気づかなかった…

愛璃は切ない気持ちになった。

先輩に憧れていた昔の自分を思い出した。

「ありがとう…」

そう言うので精一杯だった。

隣で翔太君もニコニコしていた。

『広瀬…すまん…」

成田君がまた頭を下げた。

『そりゃあ〜愛璃は俺のもんだけど…

友達は沢山いた方がいい。

俺も、愛璃も、みんなもこれからの

新しい生活の中で、今日のこの

友達が支えになり合う事もある。

どうか、これかもずっと仲間でいてくれ。

俺がいない時にもし愛璃が道に迷って、

そんな時は助けてやってほしい。」

「任せろ。」

「当たり前だろう」

みんな口々に言った。

それから色々な思い出話しをした。

愛璃の気づかなかった自分がそこにいた。

〜いつも見守られていたんだ〜

同級生と同じ高校に行けない時は

祖母を少し恨んだ…

今は…この高校で良かった。

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