テキストサイズ

貴方の瞳は永遠の愛で。

第3章 初の告白

練習が始まったがいつもの自分でないようで、

余計気合が勝手に入ってしまう。

今は忘れて練習に集中しようとしても、

翔太君と目があってもよくわからない建君が

どの人なのか気になる。

歩美ちゃんが横目で体育館の入り口を見ている。

そしてわざとらしく大きく咳払いをした。

それは入部して間も無くの休憩時間にボールを

拾ってくれた人懐こい笑顔の人だった。

“あの人か”

チョット複雑な心境だった。

多分グランドにいたら間違い無く野球少年。

そんなイメージで、私の王子様とは違った。

でも初の告白かもと思うとドキドキした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ