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貴方の瞳は永遠の愛で。

第14章 会えない時間

愛璃と翔太は付き合い始めた頃から

よく将来について話しをしてきた。

お互いに、心に描く未来には

2人の家庭があった。

家族愛が乏しい愛璃に最高の

家族や家族を作ることしか

翔太には考えられない。

そして愛璃もいつも翔太との

楽しい家庭を夢見ていた。

世の中には子供が居なくても、

夫婦2人で仲良い家庭は沢山ある。

でも、子供のいない家庭というのは、

愛璃の将来像にはなかった。

房子に「検査するまでわからない」

と励まされて、先ず治療に専念した。

翔太には話せなかった。

〜きっと話しても、翔太君は私から

離れて行く事はない。

でも、本当に子供の出来ない身体なら

私がそばにいても苦しめる。。。。〜

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