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貴方の瞳は永遠の愛で。

第18章 告白

翔太は今までの愛璃の行動がやっと

わかった気がした。

そして愛璃が別れの為にこの旅行に

来たことも……

愛璃の翔太を思う気持ちは、

翔太にもわからないでも無い。

逆の立場だったら、自分も考える。

でも…愛璃と別れる事はできない。

翔太の頭の中を色々思いが駆け巡る。

それは、子供ができない事ではない。

どうしたら愛璃にわかってもらえるかだ。

翔太は愛璃を抱き上げると、

室内のベッドルームへと運んだ。

ベッドに寝かせて、そっと髪を撫ぜる。

「翔太君……」

「愛璃にとって別れが最善なの…

二人なら乗り越えられると思う…

そう思うのは俺だけなの?」

愛璃は翔太を真っ直ぐみつめた。

「愛璃…どうなんだよ?」

返事をせず愛璃は翔太を抱きしめた。

「愛璃。愛しているよ。」

二人は波音を聞きながら朝まで何度も

お互いの愛を確かめるように愛し合った。

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