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愛璃を降ろして、自宅に向かう途中で

愛璃の手紙に気がついた。

海沿いの道に入ってから車を止めて

翔太は愛璃からの手紙を読んだ。

〜翔太君へ〜

私は翔太君をずっと見てきたよ。

家族を大切に思っているよね。

子供が大好きだよね。

優しくて、いつも私の事を最優

ずっと翔太君を見てきたから…

あなたは私にとって一番大切な人だから

しあわせになってほしい。

だから…さようなら。

私は臆病でずるい人間です。

いつかあなたが苦しむ姿を見たくない。

私のせいであなたが苦しむなんて

我慢ができません。

翔太君今までありがとう。

翔太君がいてくれたから、色々な事

頑張れたり乗り越えられました。

あなたが私のすべてでした。

私の朝はあなたではじまり、

私の夜はあなたで終わる。

しあわせな日々を本当にありがとう。

私はあなたのしあわせを一番に望みます。

どうか…しあわせな人生を歩んで下さい。

いつもいつまでも、願い続けます。

最後に…もう一度……

翔太君大好きでした。愛していました。

さようなら 愛璃〜