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さすがにハードなバスケ部の練習がはじまると前のように毎日会うのは難しくなった。

テスト期間中は毎日あっていた二人だが、最近は朝一緒に朝練に行って帰りに待ち合わせて帰る、それくらい。

そして以前と変わらず帰りは晴も一緒になることがほとんどだった。

だが今日は違う。

蓮はなかなか亜子と二人になれないのを晴に相談し、気を利かせた晴は途中で本屋によると別れたのだ。

久しぶりの二人きりの帰り道。

亜子は蓮の気も知らず昨日食べた新作のプリンの美味しさを熱弁している。

蓮はそんな亜子の横顔を見ながら、ピンク色の唇に今すぐにキスをしたくてたまらなくなった。

「亜子、あのさ、…今日久々にうち来ない？」