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twin★love

第16章 16★蓮の我慢

蓮が言うと亜子は下を向いた。

前までは素直に頷いてきていたのに。

「…えっと、その…今日はお父さんの手伝いしなきゃいけなくて…」

「…亜貴さん今日は遅いってさっき言ってたよな?」

蓮は亜子の手を握る。

蓮の目に亜子は弱い。

「…わかった。」

「ありがと!やった!」



部屋に入るやいなや蓮は亜子を抱きしめた。

「…はー、やっとこうできた。」

そんな蓮の姿に亜子は少し悪いことしたかなと反省する。

亜子だって蓮に触れたい。

こうして抱きしめられるだけで幸せ。

そう思っていたのに蓮の手は亜子の顎に触れ、唇を塞がれる。

触れるだけのキスはどんどん深くなり、舌が差し込まれる。

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