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きみ色にそめられて

第2章 転入生のきみ

サッカーだろうか…

頬杖をつきながらいつものように50分間の時がすぎるのを待った

放課中は勉強するのに
授業になると全く別人のように勉強への姿勢が変わる僕を先生は不思議に思っている
時折先生の視線がこちらに向いているような気がする
しかし視線が交わることはない

僕は今まで何回か保健室に呼ばれて
カウンセリングのようなものを受けたことがある
心をこじ開けようとする
先生たちに対して僕は軽蔑の目視線を送るだけだった

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