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僕らの教室 エンドのE組!

第9章 渚くんの憂鬱。

「…カルマ、いたから。」

「……カルマとなんかあったの?」

「…………。」


「…まぁ、かえろーぜ。」


そう言って、磯貝くんは笑顔でポンっと肩を叩いた。

さりげない優しさが、業みたいで。
嬉しくって、でも、寂しかった。

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side 業

「…なんだよ、あれ。」


…なんで、あの2人が一緒なわけ?


ありえねー。

マジでうざい。

浮気?
俺にぞっこんの渚くんが?


いや、俺も今更なにも言えないや。

むしろ…




俺の方が惚れてる。

「…ねぇっ、それでね?カルマくん!」

「…あぁ、なに?」


ほんとに浮気だったら…

ただじゃおかない。

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