
「先生、食べちゃっても良い?」
第12章 特別室 その参
そんな私の頭を優しく撫でながら、キョウ君は更に問い掛ける。
「先生が遊び相手? ……俺がいつ言ったの? そんな事」
……確かに、言われた覚えはないけど……。
言われなくてもそうとしか思えない。山田さん以外にも、きっと沢山キョウ君の周りには可愛くて綺麗な子達がいる筈だ。
その中で私がただの遊びじゃなければ何だっていうんだろうか。本気で愛されてるなんて、期待するだけムダだ。違った時に傷つくぐらいなら、初めから期待しない方が良い。
「ま、良いや。今は美味しくいただいちゃお」
抵抗する隙も与えられずにスーツを腰まで捲られ、ストッキングと下着の中に手を伸ばされると、私はキョウ君の胸をドンドンと強く叩いた。
「だめ! ……したくないって言ってるのに……!」
「……嘘つき。耳を舐められただけでこんなに濡れてるじゃん。そんな嘘なんかついて、お仕置きされたいの?」
二つの花弁の間をキョウ君から指で撫でられると、その部分にぬるりとする液体の感触を自分でも感じ、途端恥ずかしくなる。
……顔も体も熱い。流されたくないのに濡れてしまっている事も、キョウ君がお仕置きと言って微笑んだ事も私の羞恥心を煽ると同時に、本当はして欲しいという気持ちが溢れてきて、誘う様な潤んだ目で目を合わせてしまう。
「ふふ、可愛い先生。ほら、椅子に座って」
そのまま手を下着から抜かれ椅子に無理やり座らされると、嫌がりながらも期待している自分がいた。
