
「先生、食べちゃっても良い?」
第17章 終わり
……もしかしたら、いやきっと高い確率で、キョウ君、ヤキモチやいてる……?
家庭教師の生徒に?
だとしたら、……嬉しくて頬が緩みそう。
「んっ、んっ、ふうっ、んんっ……」
唾液に溢れたお互いの口内で、二人共無我夢中で舌を絡ませ合い、お互いを求める。
それが勘違いじゃないことを証明する様に、キョウ君は薄目を開いた私を真剣な顔で見下ろしたまま、激しい口付けと抽送を辞めない。
けど、その内だんだん私がいきそうになると……
「先生、気持ち良い?」
腰の動きをピタリと止め、微笑みながら額に軽く口付ける。
そして私が荒れた呼吸を整えながら無言で頷くと、
「……これは?」
突然深く突き始める。それはゆっくりと、まるで私が気持ち良くなるところを知っているかの様に。
「あっ、あっ、待って、キョウ君、もういっちゃうぅ……」
そうされて私は、喘ぎながら強請る様な瞳でキョウ君を見つめるしかなかった。
