
「先生、食べちゃっても良い?」
第17章 終わり
そして、そんな私を面白そうに見つめたままキョウ君がまた腰の動きを止めると、朦朧とした意識の中で呟く。
「何で……」
いかせてくれないんだろう……そう尋ねたくても、呼吸を整える事に精一杯で言葉にならない。
きっと怒らせている事が原因で、その怒らせてる理由も何となく分かってきたのに。
「先生の物欲しそうな顔も可愛い。そんな顔されたら、興奮していっぱい泣かせたくなっちゃう」
「や……」
「逃げようとしてもダーメ。先生を朝までこうやってずっと気持ち良くしてあげるから。……それまでは一回もいかせてあげないけど」
キョウ君の下で身をよじると一度キョウ君のモノを引き抜かれ、残念に思っている内強引に四つん這いの体勢にされる。
……このまま何をされるのかは考えなくても分かった。
「朝までなんて嫌ぁ……」
「ん……きつ。先生ってば中締め過ぎ」
そう言われながら再び入ってくるそれに、子宮がキュウンと締まっているのが自分でも分かる。
「はあ、んっ……」
その後すぐに抽送されると、またベッドがギシギシと軋む音を立てた。
「あっ、あっ……」
「そういえばさ、最近良いモノ買ったんだよね。使ってみる?」
腰を両手で強く掴まれながらリズミカルに腰を振りたくられ、私には話す余裕なんてないのに、キョウ君は話を続ける。
「あ、でも、また今度にしよう。今それ使ったら、先生いっちゃいそうだし」
……絶対いかせる気がないキョウ君の言葉。
私はキョウ君が買ったモノの事も気になるけど、本当にいかせて貰えないのかという事の方が今は気になってしょうがなかった。
「っ……うぅんっ……い、かせてぇ……お願い……」
もう限界……両手でシーツを握りしめたまま上半身を崩す様に、ベッドへ倒れ込む。
