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君の瞳にときめきを

第4章 宣言

掴んだ犯人は…目立ちたがり屋のクラスの女子。

もう一度ぐっと引っ張られ、首がしまる。


「うっ」


抵抗すると、小声で『来なさいよっ』と囁かれ、ズルズルと山本の前まで引っ張られた。


「拓海くん、おまたセッ!エリちゃんだよぉ♪」


女は信じられないくらいの猫撫で声で、あたしを前にどんっと突き出した。

そのまま、山本の胸の中にダイブする。

山本は、「おっと」と言ってあたしを受け止め、大丈夫?と声をかけたあと、がっちり肩を掴んで逃げないようにガードされた。







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