
ゆれて、動いて
第1章 ひとりで、もがく。
「み、みちゃ…だめぇ」
なんとかして隠そうとしても、
何度だって彼に手をどけられる。
しだいに私は諦め始め、
隠そうとすることをやめた。
彼の手は、私の胸を優しく揉むような手つきで
先ほどからは乳輪をくるくると弄ぶようにして触っている。
「や…そこ、じゃないの…」
うずうずして、ついこんなことを言ってしまう。
もっと…乳首の方を触ってほしかった。
でも、そんなことは恥ずかしくて言えない。
意地悪な彼が、こう聞いてくる。
「どこを触ってほしいの?」
もどかしい気持ちでいっぱいの私は
恥ずかしさを堪えながら言った。
「お願い…
乳首…もっと、触って?」
