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銀魂

第2章 天然パーマに悪い奴はいない

妙)「銀さん…?」


悠)「はい。あのさっきの銀髪です」


私が説明するとお妙さんはちょっと顔をしかめる。


妙)「貴女あの人の事相当信用してるようね」


悠)「はい。銀さんは普段はあんなチャランポランですけどやる時はやる人です」


この2ヶ月間銀さんを見て思った事がそれだった。


本当にいつもチャランポランしてるのにいざとなったら頼りになる。


私はそれを知っている。


悠)「まぁもしも銀さんがどうにしてくれなかったら私が…ね?」


私は腰に差してある木刀を握りお妙さんに見せた。


これは私がどうしても自分の身は自分で護りたいと言う我儘で銀さんに買ってもらったもの。


因みに剣術は何故かできるらしく一回銀さんと稽古した時それが分かった。


天1)「ホレ、船に着いたで」


あ、もう着いたんだ。


私とお妙さんは車から降り船に乗る。


そこでは綺麗な女物の着物を着せられた。


こんなの記憶が無くなってから初めて着る。
なんだか着なれないし歩き辛いなぁ…。


着替え終わると次に待っていたのはお客さんへの接客の仕方だった。


悠)「悠でございます。可愛がってくんなまし」


私は正座をして天人にいう。


天1)「ほぉ、中々良いじゃないか。次、お前‼︎」


妙)「はい。妙でございます。可愛がってくんなまし」


お妙さんも天人に正座をしていう。


だが、天人は何が気に食わなかったのかイチャモンをつけてきた。


天1)「なんか締まらんのぉ。もう少し乳を寄せて谷間を作る感じに…フガァッ‼︎」


妙)「谷間なんて18年間生きてて一度もできたことなんか無いわよ」


お妙さんは天人の顔を手で掴む。
相当強い力で握ってるらしくミシミシと音がなっている。


お妙さん凄い…。


天1)「す、すまん。作ろうとしても作れんかったか…ま、まぁ挨拶は良いとして次はシャブシャブだ‼︎パンツを脱いでシャブシャブせぇ‼︎」


天人は机の上にある鍋を指して言う。


しかしお妙さんは困った顔をして動かない。

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