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銀魂

第18章 結婚とは勘違いを一生し続ける

悠)「自分でもなんでこんなに悲しいのか分からないんです・・・ヒック。銀さんが婿入りしに相手のお父さんに挨拶しに行ってしまってから涙が止まらないんです・・・」


お登勢)「銀時が婿入だてぇぇ!?」


お登勢さんは目を見開きながら大声を出す。


悠)「はい・・・朝あたしも新八君達も知らない女の人と銀さんが寝ていてんです。銀さんは飲み過ぎて記憶にないって言ってるんですが女の人は銀さんと愛し合った中だって言ってて・・・おまけにあんな事したんだから夫婦として責任とれって言い出したんです。そこで銀さんも『男なら腹をくくるしかないって言って・・・』」


あたしはお登勢さんに話していくうちに先ほどの出来事を思い出しさらに涙を流す。


悠)「あの銀さんが結婚するんだから祝ってあげなきゃいけないのになんだか胸が苦しくてズキズキして涙が止まらないんです」


お登勢)「・・・悠。顔を上げな」


あたしはお登勢さんに言われ顔くを上げる。


お登勢)「悠、あんたはね銀時に恋してるんだよ」


こい・・・?


こいって・・・


悠)「こいって魚の鯉ですか?」


お登勢)「ちげーよ!!なんでこんな大事な場面でボケるんだよ!!」


悠)「す、すみません。それで恋って言うのは・・・?」


あたしは話を戻しお登勢さんい問う。


お登勢)「恋って言うのはね。恋している相手に一緒に居るだけで愛しいと思ったり相手の少しの行動で嬉しくなったり悲しくなったり・・・まぁ感じ方は人それぞれだがそんなもんだよ」


一緒にいるだけで愛しい?


相手のちょっとした行動で嬉しくもなるし悲しくもなる・・・?


あたしは頭の中で考えた。


あたしは銀さんが心配してくれるだけでなんだかとても嬉しかった。


逆に銀さんがあたし以外の女の人といたりするとなんだかとっても悲しかった。


どちらも銀さんでは無く他の人だったらどうだろう。


失礼だが正直な所あまりどうって事ない。


そして最後に・・・


あたしは銀さんと居る時たまになんとも言えぬ感情になる事が多々あった。


銀さんの隣で歩いているだけで心がふわふわした。


これが愛しいという気持ちならあたしは・・・


悠)「銀さんの事が好き・・・?」


私はポツリと言った。

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