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銀）「あ？あぁあの話な。それがさぁ聞いてくれよぉぉ」


銀さんは袴を脱ぎながらだるそうに話し始めた。


あのくの一さんは『始末屋さっちゃん』と言う名前でやっている忍者さんらしい。


なぜのそのさんっちゃんが銀さんの部屋に居たかと言うと悪の組織から逃げていた所、たまたま万事屋の屋根を通っていたらまさかの天井が抜け落ち寝床に落ちてしまったそうだ。


悠）「じゃ、じゃぁあのくの一さんとは何も無かったんですね？」


銀）「あー無かった無かった。本当に人騒がせな奴だ」


銀さんはそういいながら頭をかく。


よ、良かったぁぁ。
くの一さんとなにも無くて。
これで一安心。


あたしは胸をほっとなで下ろす。


新）「でも何にもなかったのになんでさっちゃんさんは銀さんとあんな事やこんな事したって言ったり夫婦って言ったりしたんですか？」


銀）「あ、あれか？あれはよあいつが言うには俺が役に立ちそうな男だったから俺等の事騙して使おうとしてんだってよ。まぁ俺等はまんまとあいつに騙されたって事だ」


新）「そうだったんですか・・・」


銀）「そうだよ。つか、俺は結婚するなら悠見たいな女がいいからあんな女とは結婚しないっつーの。な？悠？」


銀さんはいつもあたしをからかう見たいに言ってくる。


こんな言葉銀さんを好きと気づく前はどうって事はなかったが好きと分かった今そんな冗談でも嬉しくなってしまう自分が居た。


銀）「ん？悠、どうした？そんな顔赤くして」


悠）「え！？べ、べ、別になんでもないですよ！！顔も赤くないです！！」


銀）「本当か？熱でもあるんじゃないのか？」


銀さんはあたしに熱を調べようとおでこに手を当てようとする。


だがあたしはその行動にドキドキして顔をそむけてしまった。


悠）「つ・・・さ、さぁ今からご飯の準備しますね！！みんなお腹空いたでしょう？」


あたしはパタパタと台所へ行く。


銀）「（これはもしかして？）」


銀さんがなにか感ずいた事なんて知らずに・・・