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銀魂

第19章 刀じゃ斬れない物がある

沖)「アレを見てくだせェ。煉獄関最強の闘士、鬼道丸・・・。今まで何人もの挑戦者達をあの金棒で潰してきた。無敵の帝王でさァ。まずはアイツをさぐりァ何か出てくるかもしれませんぜ」


沖田さんはさらっとあたし達に依頼をしてきた。


それに気がついた銀さんは「オイ」と言いながら額に青筋を浮かべる。


沖)「心配いりませんよ。こいつァ俺の個人的な頼みで真選組は関わっちゃいねー。ここの所在は俺しか知らねーんでさァ。だからどーかこのことは近藤さんや土方さんには内密に」


沖田さんはそう言いながら人さし指を口に当て悪戯っぽく笑った。


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それからあたし達は鬼道丸を追って年季の入った廃寺に来ていた。


そこでは「ぎゃァァァァァ」なんて声や「うわぁぁぁぁぁ」という叫び声が響きわたっている。


銀)「お前等少しここで待ってろ。俺が見に行ってくる」


悠)「あ、銀さん」


銀さんはさっと廃寺の縁側へ飛び乗る。


そしてスッと襖を開けた。


襖を開けた先になにがあったのだろう。


銀さんは襖を開けた状態からピクリとも動かない。


そんな衝撃的な事があの先で行われてるとか?


銀さんが黙って見てるって事はきっと厭らしい事なんだろうけど・・・


あたしがそう思いながら銀さんを見守っていると銀さんの背後から怪しい影が忍び寄る。


悠)「ぎ、銀さん危ない!!」


あたしは叫ぶ。


が、時既に遅し。


銀)「え?ぎゃァァァァァ!!」


背後から忍びよった人に銀さんは浣腸をされ大声で叫んだ。





?)「申し訳ない。これはすまない事をした」


銀さんに浣腸をした人はあたし達に土下座をする。


?)「あまりにも怪しいケツだったのでついグッさりと・・・」


銀)「バカヤロー。人間にある穴は全て急所・・・あれ?ヤベッ!!ケツまっ二つに割れてんじゃん!!」


悠)「落ち着いて下さい銀さん。お尻は最初っから割れてます」


あたしはアホな事を言う銀さんに冷静に対応する。


因みに先ほどあたし達が聞いた叫び声は廃寺に居る子供達の物だった。


どうやらここでこの男の人と暮らしているらしい。  

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