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銀魂

第19章 刀じゃ斬れない物がある

悠)「ねぇ?このオモチャ綺麗だね?何て言うの?」


子3)「これ、ビー玉って言うんだよ」


悠)「そっか…じゃぁこのビー玉貰ってもいい?」


子3)「え?」


女の子は驚いた顔をする。


銀)「おいおい。悠だけ貰ってずりーんじゃねェの?俺はどれをもらおっかな…お‼︎オイ、ガキ。コレ今流行りのドッキリマンシールじゃねーか?」


子1)「そーだよ、レアものだよ。兄ちゃん知ってるの?」


銀)「知ってるもなにも俺も集めてんだ…ドッキリマンシール。こいつのためなら何でもやるぜ。あとで返せっつってもおせーからな」


銀さんドッキリマンシール集めてるの?なんて疑問が浮かんだけどきっと銀さんも子供達の気持ちが伝わったのだろう。

だからあえて何も言わない。


悠)「あたしも綺麗なもの好きだから泣いて返してって言っても返さないよ?」


私と銀さんは子供達はにニコッと笑う。


子1)「兄ちゃん、姉ちゃん‼︎」


沖)「ちょ、旦那、悠…」


神)「銀ちゃん、悠本気アルカ」


?)「酔狂な野郎だとは思っていたが、ここまでくるとバカだな」


あたしと銀さんが玄関い行く途中いつの間にかいた土方さんが呆れ顔で言う。


悠)「いつの間にいたんですか?」


土)「小物が1人、2人刃向かったところで潰せる連中じゃねーと言ったはずだ。死ぬぜ」


悠)「無視ですか?」


銀)「オイオイ、何だ。どいつもこいつも人ん家にズカズカ入りやがって。テメーらにゃ迷惑かけねーよ。どけ」


土)「別にテメーが死のうが構わんがただげせねー。わざわざ死にに行くってのか?」


銀)「行かなくても俺ァ死ぬんだよ。俺にはなァ心臓より大事な期間があるんだよ。そいつァ見えねーが確かに俺のどタマから股間をまっすぐブチ抜いて俺の中に存在する。そいつがあるから俺ァまっすぐたっていられる。フラフラしてもまっすぐ歩いていける。ここで立ち止まったらそいつが折れちまうのさ。魂が折れちまうんだよ」


銀さんはそれだけ言うと土方さんの横を通り過ぎる。


悠)「と、いう事なのであたし達は自分の魂を折らせないために行きます。自分の大事な魂が折れてしまったらどうにもなりませんからね」


あたしは土方さんにそれだけを言った。

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