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銀魂

第19章 刀じゃ斬れない物がある

土)「知らん。テメーらなんざ助けに来た覚えはねェ。だがもし今回の件で真選組に火の子が降りかかったらテメェらの責任だ。全員切腹だから」


銀・悠・新・神)『え?』


あたし達は「切腹」という言葉に固まる。


切腹ってあれだよね。
お侍さんが自分のお腹斬る奴だよね・・・


無理無理無理!!
そんな事出来ない!!
絶対無理!!


新)「ムリムリ!!あんなの相当ノリノリじゃないと無理だから!!」


悠)「え、相当ノリノリだったらできるもんなのそれ!?」


沖)「心配いりやせんぜ。俺が介錯してやりまさァ。チャイナ、テメェの時は手元が狂うかもしれねーが」


神)「コイツ絶対あたしの事好きアル。ウゼー」


土)「総悟、言っとくけどお前もだからな」


沖)「マジでか」


土方さんと沖田さんは帰って行く。


新)「銀さん、僕達もそろそろ帰りましょう・・・」


銀)「あぁ。ちょっと待て」


銀さんは懐から道信さんが今まで使っていた鬼のお面を取り出す。


銀)「こつァ、もう必要ねーよな」


銀さんはお面を空にブン投げるとそのまま木刀で真っ二つにした。


道信さん。
貴方にはもうこのお面は似合いません。
あの世では笑って暮らしてください。


あたしは下に落ちて行くお面を見ながらあの世に居る道信さんに言った。

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