銀魂
第20章 美味い物ほど当たると恐い
長)「ねェ。なんで人の見舞い品当たり前のように食べてんの?」
新)「長谷川さん見てたら食中毒如きで苦しんでた自分がバカらしく思えてきましたよ」
神)「アリガトネ。バナナのオッサン」
長)「いや、バナナのオッサンじゃなくてオッサンのバナナだからそれは」
内)「食中毒になった直後に物食べれるなんて元気な人達ね。長谷川さんも負けられないわよ。いっぱい食べて元気モリモリにならなくちゃ」
長)「なんで元気モリモリの人が食べてんですか?」
長谷川さんはバナナを食べている全員に冷静なツッコミを入れる。
内)「じゃぁ私は仕事戻るけどみんな仲良くね」
さっきの看護師さん…内野さんはガンッとドアの柱にぶつかりながら去っていった。
銀さんと新八君は内野さんが去っていった方を見つめて何か語り出だす。
新)「…銀さん。やっぱりナースっていいですね」
銀)「そうだなァ。例えばよ新八君。7点の娘がいるとするだろ?だがナース服を着る事によってこれが10点になる」
新)「じゃぁ、あのナースさんは何点ですか?」
銀)「13点」
新)「マジですか。それ元が10じゃないですか」
銀)「うん。あの子可愛いじゃん(悠の方が可愛いけど)」
新)「まぁ確かにそうですね」
あたしは銀さんと新八君の話を聞いてムッとする。
なによ。
内野さんにあんなデレデレしちゃって‼︎
ふんっだ‼︎
あたしはぷっと頬を膨らませ銀さん達を睨む。
そこにふと黙って内野さんが出て行った方を見る長谷川が目に入った。
悠)「どうしたんですか長谷川さん」
長)「いや、ちょっと喉が渇いたなって思ってよ…」
悠)「そうなんですか。じゃぁあたし買ってきますよ。長谷川さんその体じゃ行きにくそうですし」
あたしは包帯がグルグル巻きになった長谷川さんの足を指差す。
長)「いいよ、いいよ‼︎第一嬢ちゃん俺の飲み物の好み知らないでしょ?」
悠)「そう言えばそうですね。じゃぁ、あたしが肩貸すので一緒に自動販売機にいきましょう?」
あたしは長谷川さんの方へいき腕を肩に回す。