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銀魂

第20章 美味い物ほど当たると恐い

しばらくすると神楽ちゃんが少し大きめの段ボールを掲げてきた。


銀)「じゃアレの中に入って。アレ病巣を叩く強力なマシーンだから」


桂)「どれがマシーン⁉︎ただの段ボールではないか‼︎」


神)「いいから入れっつってんだヨ‼︎ほァたァァァ‼︎」


桂)「ぶほォォ‼︎」


神楽ちゃんが桂さんに段ボールを思い切り被せると銀さん達は桂さんを退院できないようボコボコにしようと試みる。


そんなやり方で桂さんの事引き止めるきだったの⁉︎
無理すぎないそれ。


悠)「ちょ、銀さんそれはやりすぎじゃぁ…」


あたしは銀さんを止めようとする。
その時だった。


ドガッ‼︎


銀)「ぐェぶ‼︎」


桂さんのペット、エリザベスさんが銀さんに蹴りをかましそれを阻止する。


その拍子に伊達眼鏡やなんやらと変装グッズが取れてしまい医師とナースがあたし達ということがばれてしまった。


悠)「か、桂さん。違うんですこれは…」


桂)「血迷ったか貴様ら‼︎返り討ちにしてくれる‼︎」


桂さんはあたしの話を聞くまえに銀さん達に攻撃を加えてこようとする。


それからはもう診察室は戦場だった。
銀さん、新八君、神楽ちゃん、長谷川さんの四人で桂さんとエリザベスさんに立ち向かっていく。


みな、殴る蹴るの繰り返し。
最終的にはイカツイ看護婦さんがやってきてあたしを含めみんなボコボコにされた。


そのおかけで銀さんたちは退院する日が伸び桂さんとあたしは入院する羽目になった。


銀)「イテテ。あーひどい目にあった。なんで俺たちまで入院伸ばさなきゃならねーんだよ」


屋上の柱に寄っ掛かりながらあたし達は自分の怪我に顔を歪める。


神)「やっぱり人の色恋に首突っ込むとロクな事ないネ」


新)「まァまァ。たまにはいいんじゃないですか。こんなのも。桂さんも見事入院らしいですし」


悠)「後は内野さん次第ですね…あたし達にできることはなにもないです」


長)「それなんだがな…内野さん告白したらしーよ」


長谷川さんはタバコを口にくわえ遠くを見ながら言う。

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